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リクルーティングアドバイザー――当社のそれは、人材紹介を受け入れてくれる企業を開拓するだけの仕事ではない。思考力と行動力、そして柔軟なサービス提案で、悩める企業の採用課題を本質的に解決してこそ、価値を発揮する。

CHAPTER 01

ジールコミュニケーションズならではのサービス提案で、クライアントの課題を柔軟に解決。

HR事業部の営業職は、一般的にリクルーティングアドバイザー(RA)と呼ばれる職種だ。採用や人材不足に悩んでいる企業にアプローチして求人をいただき、当社のキャリアプランナーと協力して人材を紹介する。
当社の営業職は自分で考えて行動できる範囲が広い。アプローチ先のエリア分けや業界分けをしていないため、全国どこでも、どんな業種でも、自分自身で考えてアプローチ可能だ。
今回、商談の機会をいただいたのは群馬に本社のある専門商社のC社だった。「新卒で営業職を採用したいと考えている」とC社の社長・C様は話す。アプローチ先が中小企業やベンチャー企業になることも多いため、商談の相手が社長や役員というケースが珍しくないことも、当社の営業職の特徴だ。
どんな人材を何名採用したいかをヒアリングしたり、選考フローや必要書類などを確認したりする中で、C様はぼそっと課題を口にした。
「将来的には採用単価を下げたいと思っているんだ。ただそうなると、人材紹介は使えないし、かといってうちで集客する力もない。やっぱり、半永久的に人材紹介を利用させてもらうしかないのかな」
C様は今期の採用目標人数の達成だけでなく、将来的な採用にも課題を感じていた。C社の採用成功を目指す営業としては、解決しなければならない課題だ。そこで一つ、提案をした。
「採用単価を下げるなら、採用イベントに出展してはどうでしょうか」
人材紹介は成果報酬型で、採用した人数分の費用が発生する。それに対し、採用イベントは出展料が発生するものの、何人採用しても追加料金がかからない。採用イベントでうまく採用することができれば、採用単価を下げることができる。
「採用イベント? やったことがないけど、大丈夫なのかな」
「もちろん私がフォローさせていただきます! 御社の採用が成功する作戦を立てましょう!」
「そうだよね。じゃあ、出てみようかな!」
C様は前向きに考えてくださった。C社の採用を成功させるための作戦を考えることにした。

CHAPTER 02

営業だからこそわかる、企業の魅力と就活生のニーズ。
採用成功への伴走支援、その責任とやりがい。

「うちは群馬でしょ。そこが難しいところだと思っているんだよね」とC様はおっしゃった。確かに一都三県で働こうとしている学生は多く、群馬がものすごく人気な勤務地であるとは言い難い。それでも“勝てる”方法は必ずある。
「御社には、御社ならではの魅力がたくさんあります」
まずは営業担当だからこそわかる、C社の魅力を客観的に書きだした。就活生にとって魅力となるのは勤務地や待遇面だけではない。社風や社内の雰囲気も重要だ。実際に一緒に働く先輩や上司が尊敬できる人かどうかを気にする学生も少なくない。
「御社には活躍していらっしゃる営業の方がいらっしゃいましたよね。たしか新卒3年目の……」
「ああ、営業部のDかな」
「D様もイベントに参加していただけませんか。現場社員の声が直接聞けると、学生はより働くイメージがつかめます。新卒で入社した若手の方が活躍しているという話が聞けたら、学生たちは御社に入社した際の活躍が具体的に想像できますよ」
「そういうものなのか!」
これまでC社での採用活動は、社長のC様と管理部の数名で行っていた。営業部の社員を巻き込んで、採用イベント出展。C社にとって何もかもが未経験のことだった。そこに伴走して採用を成功まで導くことは、営業としての責任とやりがいを感じられる瞬間だった。
C社の初めての採用イベント出展は、作戦がうまくはまって3名の採用に成功し、採用単価をぐっと引き下げることができた。採用目標人数は、人材紹介も並行して利用していただき達成した。
「イベントでも採用できるとわかって、自信がついたよ」とC様は満足してくださり、次年度の採用でも人材紹介と採用イベントの両方を利用してくださることになった。
当社の営業職は、人材紹介だけでなく採用イベントや別のサービスを柔軟に提案することができる。一般的なリクルーティングアドバイザーよりも幅広い営業活動ができ、達成感も大きい。企業の課題を解決するため、きょうもアプローチを続ける。